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ワンちゃんの飼い主様へ 大切なお知らせです。

年々気温が上がり 蚊の活動時期が長くなってきていることを受け

三重県獣医師会よりフィラリア予防時開始時期を早めるよう勧告がありました。

そのため当院でも今後は

予防薬を4月から与えていただくよう お勧めして参ります。

 

✴︎ フィラリア予防は 4月から12月の9ヶ月間を推奨いたします。

  毎月1回の薬なら 年間で9個が必要になります

  1歳以上の成犬なら 年に1回の注射薬もあります。

 

また、あまり知られていないかもしれませんが

フィラリア予防薬は薬事法で 要指示医薬品 に指定されており

重要な基本的注意として 

投与前に必ず血液検査でフィラリア感染の有無を確認することが定められています。

今年もすでに沢山のワンちゃんがフィラリア検査に来てくれました。

 

フィラリア検査のついでに

健康診断全36項目のオプションもお得に受けていただけますので どうぞご利用ください。

 

診察には予約が必要です。

1ヶ月先まで、インターネットまたは専用ダイヤルからいつでもご予約いただけます。

右上のweb予約ボタン、または 専用ダイヤル05058403408 から

診察券をご用意の上ご予約ください。

 

2024.3.23

 

小鳥の飼い主様にお知らせです。
所用のため下記の日程で担当医がお休みを頂きます。
その間急患の対応ができかねますことをお詫び申し上げます。

2025年 3月27〜28日、4月1日

2025.3.19

令和7年度の狂犬病予防接種を開始しました。

病院で予防接種をしていただくメリットは 
体重や健康状態のチェックもできることです。

狂犬病予防接種のついでに フィラリアの検査や血液健康検査を受けていただくワンちゃんが多いです。

過去には
狂犬病予防の時 何気ない触診で小型犬に大きな膀胱結石が発見されたり
血液健康検査で内臓腫瘍の発見につながったこともあり
 
予防接種の際の健康チェックは重要と考えています。

診察は日時予約制となりましたのでインターネットまたは専用ダイヤルからご予約ください。
ご予約には診察券の番号が必要です。

インターネット HP右上のWeb予約バナーから予約ページにお入りください。
予約専用ダイヤル 05058403408

急激な吐き気と食欲不振を起こしたセキセイインコちゃんを診察しました。

来院時はそ嚢が通常より拡張して垂れ、そ嚢内に液体と餌が溜まり 舌が蒼白で口から泡を吹いている状態でした。
酸素吸入後に何とかレントゲンを撮影でき 金属は確認されませんでしたが肺炎像と胃拡張があり、メガバクテリアの治療歴があることと、そ嚢に液体が充満していることから、まずは胃酸を抑え消化管を動かす薬と肺炎の治療を行いました。

翌日そ嚢の中の液体が減って安全に保定できるようになったところで そ嚢の底に柔らかい異物が触診されました。
そ嚢液を顕微鏡で観察すると紙のような繊維が観察されたため 何らかの繊維がそ嚢に溜まり、そ嚢から胃へ続く食道の入り口を塞いでいるものと思われました。

異物の固さと量から 特殊な器具を口から入れて摘出できると判断し、軽い鎮静下で行うことにしました。
舌の色が白く呼吸状態も悪かったことから酸素吸入をしばらく行い、万が一に備えて吸引器や止血薬、蘇生薬、気管挿管なども全て準備した上で 酸素吸入しながら処置を行いました。

まず潤滑剤をつけた細い食道ゾンデを挿入し そ嚢内に残っていた液体をできるだけ除去しました。潤滑剤は食道内の滑りを良くして異物を引き出しやすくするのが目的ですが、場合によっては使用しません。
次に 潤滑剤をつけた耳道用異物摘出用器具をそ嚢内に挿入し 異物の上部を軽く掴んで引き出しました。引き出す際に深く掴んでしまうと異物が折れ曲がり食道に詰まる危険が増しますので 上部を軽くつまむようにしています。また 助手はサクションをオンにして、私が異物を口から引き出す際、液体を誤嚥しないように横から液体を吸引しました。

出てきた異物はティッシュペーパーの塊に他の繊維が混ざったもの[画像]で 引き出した時の長さは28mm、幅は9mmもありました。飼い主さんに確認したところ ティッシュを食べるのは気づいていたので注意していたが、気づかないうちに少しずつ食べていたかもしれないということでした。

このように、そ嚢内の異物が少量で柔らかい場合は口から引き出す処置が可能な事も有り 今までセキセインコで3例行い全て成功しています。
しかし 処置中に吐いて誤嚥したり、引き出す途中で食道に詰まってしまったり 口腔を傷つける危険も常にあり、状況によっては即死も想定されるため非常な緊張感を持って行っています。危険性については飼主様に説明の上、ご決断を頂いています。内科的な治療で改善しない場合にこのような処置が必要になります。

小鳥は何でも口にして 飲み込んでしまうことがあります。
繊維の誤食の例としては 新聞紙、段ボール、服の毛玉、鳥用ベッド、本の背表紙、じゅうたんやラグ、フェルト、飼い主さんの髪の毛など。
ティッシュペーパーのような柔らかい紙でも今回のように詰まってしまう事がありますので 放鳥中は目を離さず、紙や布、服の毛玉、髪の毛なども食べさせないようにしましょう。
誤食している場合はそ嚢液や検便で発見できる事もあるので 定期健診を受けて確認しておくと良いと思います。ただし便に出ておらずわからないこともあるので、基本的には飼い主様の普段の観察が大切です。
健診で繊維を指摘された場合は生活環境の点検と改善をお願いします。

小鳥担当の副院長よりお知らせです。

世界中の鳥の獣医師が参加している学会「米国鳥類獣医師協会(AAV)」に参加していますが
この度 2024年度の教育セミナー21クラスをオンラインで受講し 全ての講座のテストに合格し修了証を頂きました。
病気の治療だけでなく 貴重な野生のオウムの保護活動や、米国での保護後有償譲渡にかかる免許制度の改正など様々な新しい知識を学びました。

その中で ある種の小型インコに起きる 食餌関連かもしれない異常が言及されました。
学術的に病態が明らかにされていないため絶対とは言えないのですが 今までの常識が変わる可能性があるためHPでお知らせすることにしました。
それは

① マメルリハ、セキセイインコ、コザクラインコ、オカメインコ色変わり品種(ノーマル以外の色)において 
② 実際に食べている餌全体のうち ペレットが90%以上を占める場合
③ 原因不明の尿細管障害が認められることがある。

ということです。

腎臓の組織検査で確認されているだけで詳しい原因は分からないそうですが
ペレット多給の上記の鳥種において 早期の尿細管障害ならペレットの量を60%以下にすると組織学的な異常が改善するが 
治療しなければ進行すると言及されていました。但し どの程度の数値なら改善するかは示されませんでした。

つまり、講師の経験上は上記の鳥種には ペレットは実食全体の60%以下にした方が良い ということになります。

ペレットの給餌割合について当院ではオウム・インコについてはハリソン博士の方針に従い全体の80%を理想としてきましたが
該当鳥種については 成長期や繁殖期・換羽期などの短期間を除き
60%以下を今後は推奨していきます。

言及されなかった鳥種についてはわかりませんし、今回の内容についても将来的に覆される可能性はありますが
今まで当院で飼育指導をさせて頂いた皆様に こちらよりご報告させて頂きます。

胃が弱いなどの理由で ペレットまたは流動食を与えている鳥さんには 
小さい種類のシードの消化を良くするためふやかす方法や 植物性たんぱく質が摂れる豆製品に慣らす方法などを診察時にお話ししております。

画面右下の当院インスタグラムやフェイスブックでもご紹介していますのでご覧下さい。

最後に、今回ご紹介した内容は米国鳥類獣医師協会全体の声明ではありませんので 
病気の治療のために完全ペレット食や流動食にしている場合は主治医の先生にご相談になってみて下さい。

画像はセミナーの修了証です。

2025.1.29

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