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TSUBASAとは、愛玩鳥のレスキューや新しい家族と繋ぐ活動を長年行っている
埼玉県認定特定非営利活動法人です。
常時100羽以上の鳥を 専任のスタッフとボランティアさんで非常に清潔に飼養されています。
迎え入れた鳥は全て検疫を行い 日々の体調管理や必要な治療も受けさせており、
餌代や冷暖房費、施設維持費用なども合わせると大変な維持費がかかっています。

当院の募金箱に頂いた一年間のご支援と 副院長の講師料を合わせまして 
TSUBASAにお振込みさせて頂きましたのでご報告致します。
金額は募金箱と待合室に掲示しておりますのでご覧頂けましたら幸いです。
昨年も暖かいご支援を有難うございました。

TSUBASAでは新しい家族を待っている鳥さんがいます。
またスタッフや獣医師を講師にしたオンラインセミナーも随時開催されています。
詳しくはHPをご覧になってみて下さいね。
https://www.tsubasa.ne.jp/

2022.1.10

立冬を過ぎ大変寒くなってきました。
小鳥や小動物の通院時は 普段飼育している温度かそれ以上になるように保温してあげて下さい。
特に 何か気になる症状があってご来院頂く場合は 小鳥は28~30℃、ハムスターなどは25~28℃を目安に温めて下さい。
通院の途中で寒いと余計に具合が悪くなり 病院に到着した時すでに危篤状態になってしまうことがあります。プラケースに入れただけでは寒いので写真のようにして温めながら連れてきて下さいね。

写真は実際に小鳥を保温しながら連れてきて下さった様子です。
湯たんぽと 保温保冷できるバッグや 鳥用キャリー専用のカバンを上手く使っていらっしゃいます。

小鳥の通院に必要なのは
①キャリーやプラケース
②保温保冷ショッピングバッグやキャリー専用カバン
③湯たんぽ
④温度計
⑤逃げ出さないようにするロックやバンド、洗濯ネットなど

湯たんぽはホッカイロでも代用できますが ホッカイロは密閉すると酸欠を起こすので換気が必要で かえって保温しにくい面があります。ホッカイロを使う場合は 鳥が触れない外側に付け、換気をして下さい。

当院のTwitterやFacebook、Instagramではこのような季節のトピックを、オススメグッズは楽天ROOMでご紹介しておりますので
宜しければご覧になってみてください。

2021.11.23

今日は久々のブログです。
当院の名前は実は
花のイメージだけで無く 思い出の場所から付けました。
最近あるご縁を頂きましたので 改めてご紹介させて頂きます。

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北里大学獣医学部のある、青森の春は遅いです。
今は暖冬傾向なのかも分かりませんが 学生だった二十数年前は
5月まではコタツをしまわないよう 最初の年にアドバイスされたほどです。

そのコタツがそろそろいらなくなる連休頃から 花々が一斉に咲き始めます。

梅・桜、畦や土手に一面ピンクの芝桜。
家々の花壇には水仙やチューリップ、ムスカリなどが咲き並ぶ 豪華な春景色です。

桜が後半に入ると菜の花が見頃となります。
特に横浜町は広大な菜の花畑が人気の観光地でした。

私達は気づいたら卒業まであと2年となっていました。
忙しくしているうちに見逃していた横浜町の菜の花。
友人からも絶対見に行った方がいいと勧められ 出かけることに。

インターネットは発達していない時代でしたから
テレビや友人の口コミで開花情報をチェックし 道路地図を携えて
車で1時間半ほど下北半島を北上しました。
本当に咲いているのか、ドキドキしながら。

到着した時の風景を今も思い出します。

 

蒼いむつ湾と山を背景に 一面に広がる菜の花。

振り返るとなだらかな丘に牛たちがのんびりしています。

菜の花の甘い香りがして、風は冷たく清らかで
いつまでもそこに立っていたいほど美しい風景でした。

 

自分たちの病院を開くことが決まった時、土地が隣接する線路に菜の花が満開で
横浜町のことを思い出していました。

そして、あの風景のように安らげる場所を作りたいという
願いを込め名づけました。

花言葉の「感謝」を胸に診療に当たらせて頂くという 決意もありました。

それから早いもので 来年11月に開院20年を迎えます。

節目を前に 思い出の地を皆さまにご紹介したく、

トップページからバナーリンクさせて頂けないか
横浜町の「菜の花プラザ」にご相談したところご快諾頂き
懐かしい風景と共にご紹介下さいました。

改めまして 素敵な御縁を頂き光栄です。

 

横浜町の風景は 菜の花プラザのHPからご覧頂けます。
サイトにはお土産ショップも有り 青森ファンには嬉しい限りです。
お勧めは 澤谷養蜂園さんの「菜の花の蜂蜜」、とても美味しいですよ。

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動物達に関係の無いお話しに
お付き合い下さり 有難うございました。
機会があったら是非皆さまも 青森の下北半島へ
観光にお出かけになってみてくださいね。

2021.7.11
副院長 今西奈穂子

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1. 小鳥をお連れ頂く際のお願い
2. 小鳥の診察料金
3. ペットホテル料金と検査について
4. おやつ診察・個別トレーニング講座

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1. 小鳥をお連れ頂く際のお願い

●診察は予約制です。お電話または受付でご予約下さい。

猛禽類、室外飼育の家禽、野鳥は診療対象外です。
保護飼育されている野鳥については飼育許可証があれば検討しますのでご相談下さい。

●室外飼育(鳥小屋などで庭先飼育)の家禽の体調不良の場合は まずは地域の家畜保健衛生所にご相談下さい。家禽とは にわとり・うずら・七面鳥・あひる・きじ等です。

ケージではなく、プラケースかキャリーで連れて来て下さい。
院内感染防止と、ケージ内のフケや餌の飛び散りから獣医師とスタッフの健康を守るため、プラケースかキャリーでのご来院にご協力をお願い致します。

診察の1時間前から水と餌は入れないで来て下さい。
水を入れていると濡れて風邪を引くことがあり危険です。
そ嚢や口の中に餌があると 診察時の思わぬ誤嚥事故につながります。
診察時は口の中をチェックしますが 口に餌があるとそれ以上検査が出来ません。

麻酔や鎮静処置をする場合はもっと長い絶食が必要になります(3~8時間)。特に大型鳥は麻酔をかけないと採血やレントゲン検査が難しい場合があるのでご注意下さい。

餌と水は診察後にあげて頂きますので診察室まで持って来て下さい。好きなおやつもお持ち下さい。

●予約時間5分前にはいらして下さい。遅刻しないようお願い致します。次の方の待ち時間が長くなってしまいます。遅刻やキャンセルの場合は必ずご連絡下さい。

●足や体が痛い場合は、鳥がぎりぎり入るくらいの小さい箱か ヒナ用のますかごに入れて来て下さい。
ぴょんぴょん跳ねたり飛び上がりながら連れて来ると骨折などが悪化してしまいます。

●いつもお世話をしている方のご来院をお願い申し上げます。

●温度を調節して連れて来て下さい。

小鳥は寒いと羽を膨らませます。反対に 暑いと羽を持ち上げたり 口を開いたままになります。必ずデジタル式の温度計を入れて温度を確認しながら来てください。密閉しないよう注意して下さい。

●診察や検査に入る前に 高濃度の酸素を吸入したり 保温して体温を上げる処置が必要な場合があります。ぐったりして見える場合はご遠慮なくお申し出ください。

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2. 小鳥の診察料金(税込)

初診料2200円 再診料1100円(いずれも爪切り・身体検査・飼育相談込)、そのう検査・検便各880円(セット割引有)、皮下注射1100円~、レントゲン4400円~、ネブライザー吸入2200円、強制給餌880円、各種培養検査4400円~、開腹手術77000円~、短時間吸入麻酔3300円、点鼻or注射による鎮静4400円 です。
遺伝子検査は6050円~、CBLには送料がかかります。遺伝子による雌雄鑑定も同様です。
例えば 初診で検便・そのう検査をすると3850円、ペットホテルに必要な検査3項目(PBFD、オウム病クラミジア、トリボルナウイルス+CBLへの送料)は16370円です。

病気の初診ですと大体6000~13000円ほどかかることが多いですが、検査項目によってはもっとかかる事もあります。
お支払いには各種クレジットカードもお使いいただけます。
☆ 便の集め方はこちら≫

また新型コロナウイルス感染症の影響により今後配送や検査が滞る可能性がありますことをお知り置き下さい。

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3. ペットホテル料金と検査について

ペットホテルでお預かりできる子は 健康で1年以内にPBFD、オウム病クラミジア、トリボルナウイルスの3項目を検査済みの鳥さんです。(フィンチはオウム病とボルナの2項目。)
ホテル料金はケージ1つあたり2500円/1泊 です。チェックイン・チェックアウトは診察時間内にお願い致します。
1羽のみのお預かりの場合、業務終了後に基本的に1羽で放鳥して遊ばせますが、複数羽のお預かりや 手に慣れていない場合は放鳥できません。
餌の量が決まっている場合は 日にち毎に小分けにしてお持ち下さい。
ホテルでお預かりの鳥さんの毎日の様子報告はしておりませんのでご了承下さい。

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4. おやつ診察・個別トレーニング講座 

おやつ診察・・・当院では、治療に役立つトレーニングの一つとして 診察室に慣らすために『おやつ診察』をしています。当日は鳥さんの好物やおもちゃをご持参頂き、診察室内で楽しく過ごします。 その際は爪切りなど嫌がることは一切せず、獣医師は基本的には入室せず待機します。時間は15分~30分です。料金は再診料の半額の550円となります。必要なおやつ等はご持参下さい。通院時の絶食絶水は不要です。お電話または受付にてご予約下さい。体調が悪い鳥さんや 初診の鳥さんは 普通の診察を受けてから改めてお申込み下さい。

個別トレーニング講座・・・ALETTAインストラクターズの青木千草先生による 個別のバードトレーニング講座を行っています。ご希望の方は当院でまず健診を受けて頂き、異常がなければトレーニングが可能です。3ヵ月以内に健診済みの方は直接青木先生にメールして日時を調整して下さい。 現在、金曜の午後以外の診察時間内にお願いしています。診察時間中のトレーニングとなりますので 犬や猫の声が聞こえますのでご了承下さい。トレーニング時間と料金は1時間で3500円です。青木先生に直接現金でお支払い頂きます。
内容; クリッカートレーニング・フォレイジング相談・飼育相談など
青木千草先生 komorebi448☆gmail.com (☆を@に変えて送信して下さい)

以上 宜しくお願い申し上げます。
菜の花動物病院 小鳥担当獣医師 今西奈穂子
2022.1.10

近年、国内の一般的なペットバードでも以前より増えていると感じる「鳥ボルナウイルス感染症」。

どのような感染症なのか、治るのかという飼い主様向けの情報がとても不足している中、
アメリカに拠点を置く鳥類獣医師協会(AAV)が飼い主様向け資料を作成しましたので 分かりやすく訳して要約しました。著作権はAAVにありますので 転載を禁止させて頂きます。

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鳥ボルナウイルス感染症と腺胃拡張症について(要約)

鳥ボルナウイルス感染症( Avian Bornavirus infection )は、現代の鳥類医学が直面している 悩ましい病気です。
鳥ボルナウイルス(ABV)はまずアメリカで発見されてから世界中で報告されるようになり、
世界中の飼育下のオウムから少なくとも8種類が発見されています。

鳥ボルナウイルスはエンベロープをもつ一本鎖RNAウイルスで、糞便に(間歇的に)排出され、また卵を介しても感染します。潜伏期間は数日間と短いこともあれば、10年もの長きにわたることもあります。

生前の確定診断は難しいですが、血液中の抗体の検出と、PCRで特異的な遺伝子配列を検出する方法を組み合わせるのが一般的です。(※訳注 これは欧米での話で、日本では抗体検査は一般的には行われていません。) 

鳥ボルナウイルスはアメリカとヨーロッパでオウム目の鳥に広がっているという報告がありますが、感染を確定するのが難しいので実際の感染率は報告より高い可能性があります。

鳥ボルナウイルス感染により起こる腺胃拡張症(PDD)は50種以上の鳥で報告があり、白色オウムやオカメインコ、クサインコ、ボウシインコ、コニュア、オオハナインコ、ヨウムそしてラブバードにも発生しています。またカナリアやフウキンチョウ、フィンチをはじめ、水鳥やオオハシ、猛禽でも報告があります。

鳥ボルナウイルスに感染した鳥は多種多様な症状を示します。多くは消化器症状ですが、初期には神経症状のみだったり、消化器症状と神経症状の両方を示すこともあります。一旦発症すると、治る見込みは薄くなります。

消化器症状が起こる主原因は腺胃の機能低下です。腺胃とは鳥の胃の消化液を分泌する部分です。
腺胃に異常が起こると食物を正常に消化吸収できなくなるために、元気が無くなったり、痩せたり、吐いたりすることが多く、未消化の便をすることもあります。腹部膨満、不活発、虚弱、下痢、固形便が減ったり水分尿が増える例も報告されています。

神経症状としては ふらつきや震え、沈うつ、異常な頭部の動き、そして発作が起こることもあります。

病気の進行を確実に止める治療はまだありませんが、炎症による悪化を防ぐために非ステロイド系抗炎症薬や免疫抑制剤で治療する獣医師もいます。

病状を抑えられるかどうかは、手厚い看護や二次感染の治療、また高品質で消化の良い食餌を食べさせられるかどうかにかかっています。

鳥ボルナウイルスは糞便に間歇的に排泄されるため、PCR検査で陰性であっても ウイルスに感染していないとは言い切れません
検体とする糞便やクロアカ及びそ嚢の拭い液は数日分を採取し一つにまとめて検査すると 偽陰性になる可能性が低くなります。

PCRが陽性になれば、それは鳥ボルナウイルスに感染している、あるいはウイルスが存在している証拠になります。
しかし、いつ発症するのか、それとも発症しないのか、どうすれば発症を防げるのかは予測できません。
鳥ボルナウイルスに感染した鳥全てが腺胃拡張症を発症するわけでは無く、感染しても何年もの間発症しないこともあれば、全く発症しない鳥もいます。

検査で陽性になった個体を安楽死することは奨められません。その代わり、陽性鳥は陰性の鳥達と隔離しましょう。オウム目の鳥は鳥ボルナウイルスを自分の免疫で体外へ排出することはできないといわれているため、感染は一生続くと考えられています

抗ウイルス薬による治療は今日まであまり成功していません。広域スペクトルの抗ウイルス薬であるリバビリンは培養細胞に対して有効であることが最近実証されましたが、一般的に広く治療に用いるには更なる情報が必要です。

病気の伝播についてはまだ不明な点があるものの、鳥ボルナウイルスは間歇的に糞便に排泄されることと、ほとんどの消毒薬や殺菌剤、日光に弱いことが分かっています。
ですから 愛鳥を感染させないためには 適切な衛生管理が大切です。

多羽飼育家庭で鳥ボルナウイルスに感染している鳥が見つかったり、疑わしい症状が見られる鳥がいたら、できるだけ早く隔離して下さい。そしてお世話をするときは 陰性鳥を先、陽性だったり症状がある子を後にして、一羽お世話する毎に手を洗いましょう。

鳥ボルナウイルスや腺胃拡張症についてのお話はなかなか分かりにくいことと思いますので、この文章を読んで質問や気になることがございましたら かかりつけの鳥獣医師にお尋ねになってみて下さい。

©AAV 鳥類獣医師協会 2020
その他の日本語版公開資料はこちら https://www.aav.org/page/japanese-resources

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いかがでしたか? 

PCRで陽性であればウイルスは存在しているということ、隔離と衛生管理が他の鳥に感染させない方法だということが書かれていました。

また糞便や拭い液のPCRで陰性だからといって感染を否定できるわけではなく、潜伏期間も数日と短いこともあれば、十数年と長いこともあると明記されていますね。
偽陰性と潜伏期間の問題は悩ましく、このウイルスの防疫が非常に難しいことを感じます。

多羽飼育している中で疑わしい症状があり 残念ながら亡くなってしまった子が出た場合は、つらいですが 他の愛鳥さん達のために死後検査をして頂くことをおすすめしております。

死後検査では、鳥ボルナウイルスが居座りやすい脳のPCR検査を行うと検出率が上がります。また 解剖時に異常が見られた臓器や、生前の症状が関係していそうな臓器を、培養や病理組織検査に供します。特に脳組織の検査には 全身を献体して頂くことが必要になりますが、検査機関によってはご遺骨をお返しできる場合もございます(R2年現在)。

生前から、もしもの場合 死後検査をどうするのかを何となく鳥さんやご家族様、担当医とご相談して頂けると良いかと思います。亡くなられた愛鳥さんが教えてくれる情報は非常に貴重であり、他の子達の治療や命に繋がっていきます。

ボルナウイルスについてはまだ分っていないことが多いために 正確な情報を発信することが難しく、臨床的な情報は少ないと思います。

もし何か情報を得られた時は 発信元や参照文献があるのかということをお気にかけて頂き、ご不明な点は鳥を診察できる獣医師にご相談下さいますようお願い致します。

訳 今西奈穂子

2020.12.27

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