今日は久々のブログです。
当院の名前は実は
花のイメージだけで無く 思い出の場所から付けました。
最近あるご縁を頂きましたので 改めてご紹介させて頂きます。
* * *
北里大学獣医学部のある、青森の春は遅いです。
今は暖冬傾向なのかも分かりませんが 学生だった二十数年前は
5月まではコタツをしまわないよう 最初の年にアドバイスされたほどです。
そのコタツがそろそろいらなくなる連休頃から 花々が一斉に咲き始めます。
梅・桜、畦や土手に一面ピンクの芝桜。
家々の花壇には水仙やチューリップ、ムスカリなどが咲き並ぶ 豪華な春景色です。
桜が後半に入ると菜の花が見頃となります。
特に横浜町は広大な菜の花畑が人気の観光地でした。
私達は気づいたら卒業まであと2年となっていました。
忙しくしているうちに見逃していた横浜町の菜の花。
友人からも絶対見に行った方がいいと勧められ 出かけることに。
インターネットは発達していない時代でしたから
テレビや友人の口コミで開花情報をチェックし 道路地図を携えて
車で1時間半ほど下北半島を北上しました。
本当に咲いているのか、ドキドキしながら。
到着した時の風景を今も思い出します。
蒼いむつ湾と山を背景に 一面に広がる菜の花。
振り返るとなだらかな丘に牛たちがのんびりしています。
菜の花の甘い香りがして、風は冷たく清らかで
いつまでもそこに立っていたいほど美しい風景でした。
自分たちの病院を開くことが決まった時、土地が隣接する線路に菜の花が満開で
横浜町のことを思い出していました。
そして、あの風景のように安らげる場所を作りたいという
願いを込め名づけました。
花言葉の「感謝」を胸に診療に当たらせて頂くという 決意もありました。
それから早いもので 来年11月に開院20年を迎えます。
節目を前に 思い出の地を皆さまにご紹介したく、
トップページからバナーリンクさせて頂けないか
横浜町の「菜の花プラザ」にご相談したところご快諾頂き
懐かしい風景と共にご紹介下さいました。
改めまして 素敵な御縁を頂き光栄です。
横浜町の風景は 菜の花プラザのHPからご覧頂けます。
サイトにはお土産ショップも有り 青森ファンには嬉しい限りです。
お勧めは 澤谷養蜂園さんの「菜の花の蜂蜜」、とても美味しいですよ。
* * *
動物達に関係の無いお話しに
お付き合い下さり 有難うございました。
機会があったら是非皆さまも 青森の下北半島へ
観光にお出かけになってみてくださいね。
2021.7.11
副院長 今西奈穂子