【鳥】バンブルフット症例のご紹介

こんにちは、小鳥担当医の奈穂子です。
ふだん症例のご紹介はWEB上ではしていないのですが 今回飼い主様のお声から あるオカメインコちゃんをご紹介させて頂きます。
病名は「バンブルフット」、足の裏が感染を起こして赤く腫れ 重症になると敗血症を起こし死亡することもある病気です。重症の場合は予後が良くないと言われており、飼い主様がネットで情報を調べた際も 治ったという良い話が見つからなくてとても不安だったそうです。

この子も重症でしたが レントゲンや血液検査、初回の消毒時の膿の培養検査と 飼い主様にご協力頂き適切な治療を選択することができた結果、当初目標としていたレベルまで治癒することができました。そして、ご自分と愛鳥さんの経験が、同じ病気で困っている方への希望になればと ご紹介を快諾頂きました。

バンブルフットの原因は体重増加や関節炎、指の欠損などで足裏の負荷が増大し 皮膚が血行不良を起こしてバリアが正常に働かなくなり、細菌や真菌などが感染し広がっていきます。重症度はステージ分けして表現されることが多いのですが、ご紹介する子は骨の変形が有り 最重度だったと考えています。

この子は幼鳥時から歩き方がちょっと変わっていたそうで、成鳥になってからケージの中の餌飛び散り防止カバーの上で寝ていたこと、発情で体重が急増したことから発症したようでした。
前医で塗り薬を処方されていましたが徐々に悪化し 当院へ来院されました。入院約2ヵ月を含め治療には4か月を要しましたが 飼い主様のご協力のおかげでとてもきれいに治りました。

バンブルフットは再発しやすい病気です。再発予防のために、餌の変更・体重管理や睡眠時間の管理による発情抑制・適度な運動をお奨めしています。

体重が重い子や歳を取って歩き方が変わってきた子は 足の裏をよく見てあげて下さい。早期に適切な治療をすることが大切です。
経過の簡単な動画をFacebookページに掲載しました。クリックすると移動しますが 見るのが辛い写真もありますので 閲覧にはご注意ください↓

当院で行っている最新機器による近赤外線治療

※2019.4.16(火)は狂犬病集合注射業務のため臨時休診致します。

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